イメージワーク「安全な場所の視覚化」と普段の空想との違い
こんにちは。
弁証法的行動療法のワークの一つに「安全な場所を視覚化する」というものがあります。
やり始めたときはこれ何の意味があるのだろうと思ってました。
子供の頃から頭の中の空想の世界に逃げ込んで現実逃避をしていました。一時しのぎにはなるんですが、だんだん現実に戻りたくなくていつもぼーっとしてしまって目の前のことがおろそかになっていくことが辛かったです。
イメージワークをやり続けて子供の頃の空想との違いがわかりました。
安全な場所を視覚化するイメージワークでは、イメージの中で五感を使います。子供の頃から逃げいる空想の世界は五感がありません。
いかに五感を締め出しているかに気づくことができました。
五感は嫌な感覚を引き起こすのでいつの間にか嫌なものとして締め出していることに気づきました。
痛いとか体が怠いとか、五感は現実の嫌なことと結びついています。
イメージワークの中では少しずつ少しずつ、安全な場所の中で心地よい感覚に触れることに慣れていくことができます。
空想の世界だけれど現実と結びついているのが弁証法的行動療法のイメージワークです。
自分の五感に焦点をあてる時間ことができます。
でもイメージワークをしている最中、なんの意味があるのかなと思うことがしょっちゅうあります。他人に怒鳴られたらこんなワークは役に立たないのに、吹き飛んでしまうのにと思っていました。
単純な話、怒鳴る人からは距離をとればいいんですよね。もう大人なんだから耐えてその場にいる必要もないし、怒鳴り声を聞く必要もありません。
怒鳴り声を聞き続ける=不健康<距離を置く=健康
なんだから健康をとればいいだけの話です。健康をとることができるのは自分しかいません。
感覚はそもそも自分の身を守るためにあります。自分を傷つけるためのものではありません。
ありがとうごさいました。