墜落避けて低空飛行

ホワイト企業のはずだけど仕事が酷く憂鬱。疲れ切ってしまわないように日々試していることを書くブログ

毎日の小さなストレスの積み重ねを放っておいたら潰れた

こんにちは。

久しぶりにブログを書きたいと思ったので書きます。

 

今何に困っているかわからないけれど酷く憂鬱で困っている人の振り返りの助けになればと思います。

私は現在カウンセリングを受けています。もう5年受けていますがまだまだ健康に働くには課題がたくさんあります。それでも少しずつ自分の課題を整理することができてきました。

今回の記事では私の心身の健康に大きな影響を与えていた、子供の頃の日常について書きます。

 

まずは私の心身の状態の説明です。

私は何もしていないのに酷く疲れやすいです。体はいつも緊張しています。特に人と話すときは何か気にさわることを言わないかと無意識にとても身構えます。言いたいことが本当はあるのにどうしても口から出ないことがしばしばあります。自分でも不思議です。

常に辛い感覚があるので気づいたら頭の中の空想の世界に逃げています。本当は目の前のことに集中したいのに。

自分が本当は何を感じているのか、何を考えているのかわからないことがよくあります。なのに人のことはよく気がつきます。気がつくと言われますが急にぼうっとします。一方集中しているときは周りの声が気にならなくなり非常に細かいことに気づくことがあります。

学生の頃は空想の世界にいる時間を十分にとることができ、また集中すべきときに空想の世界に入っていってしまっても学生ということで甘く見てもらっていたため、辛いながらもなんとか過ごすことができていました。ただし社会人になってからは学生の頃のように空想の世界にいる時間と現実の世界にいる時間のバランスをとることができずどんどん心身の調子を崩していきました。

朝は酷く憂鬱で起き上がるのに時間がかかります。

 

ここからの文章は大人になってから振り返って整理でいたことです。

子供の頃から当たり前過ぎて気づいていなかったのですが、朝は私にとって辛い時間帯でした。

父と母が仲が悪く、それでも父が母に食事を用意するように強制していたので、父と母が顔を合わせる時間帯でした。

起きようとすると父と母が喧嘩をしている。私は布団の中にくるまって息を潜めてじっとしていることしかできませんでした。できるだけ声は聞かないように。

父がパンを買ってくるのですが、母は父のなすことやること全てを否定するようになっていたので、父への愚痴や悪口を母は私に言うようになりました。父も母への不満を私に言うようになりました。

父と母の関係、父と私の関係、母と私の関係、それぞれ違うので、私は父や母の言うことに同意できないこともたくさんありました。ただ私の考えを言ったところで会話の着地天が見えなくなりますし、虚しいだけなので何も言わずに聞いていました。

他の家庭がどうかは知りませんが、私はおそらく幼い頃から自分が考えていることや感じたことを誰かに言うという経験が少なかったのだろうと思います。他人の話や感情に注意を向けてばかりで、自分の内側に注目することはほぼありませんでした。

ときどき耐え切れなくなって急に泣き出してしまったりということがありました。でも自分でもどうしてそうなるのかわからなくて更に混乱しました。自分の怒りや悲しみに怯えていました。でも言葉にしても無駄という諦めが強く何もしませんでした。

特段衝撃的な出来事ではありませんが、ほぼ毎日経験するこの状況は確実に私の人との付き合いかたや人への対応に大きく影響したと思います。心身を崩してしまう方向へ。

 

ではこの過去を振り返ってどうするのかについて書きます。

行動パターンを変えないとこれからの人生で起きることも変わりません。

過去の行動パターンは、「黙って聞く。我慢してその場を動かない。自分の頭や体で起こっていることを無視して空想の世界に逃げる」です。

どんな違う行動をとるのかですが、当時どうしたかったのかを感じてみます。これがとても難しいです。当時はやり過ごすために何も感じないようにしていたのに、不快さを感じることから始めないといけないのは疲れる作業です。

誰かの愚痴や悪口なんて聞きたくありませんでした。私と父や母の考えていることは違う、私は自分のことで忙しいと言ってその場を去りたかったです。父と母の圧を押し返したかった。本来は受け止めなくてよかったはず。その家で生きるために受け止めざるを得ませんでした。まだ子供だったので。父と母に反抗して立場が悪くなれば守ってくれる後ろ盾はどこにもありません。

黙ってその場を去ってよかったんだと今なら思うますし、大人になった今ならできます。父と母の愚痴は私が生きるのに必要がありません。私の父と母への愚痴や不満はこうやって書き出すことができます。父や母の話を聞くことより自分の体の緊張や状態に意識を向けることを優先できます。

現実は親ありきの人生はとっくに卒業しているのに、心はずっと親ありきの思考や行動パターンに縛られたままでした。というかそれしか知らない。

けれどもカウンセリングやヨガや格闘技を通して、違う思考や行動パターンを学ぶことができて幸運でした。

自分の内側の体の感覚に意識を向けること、押し返してもいいこと、逃げてもいいこと、生き延びることが大切なこと、その場から立ち去っていいこと、罪悪感を感じたら箱に入れて捨てるイメージをすること。

まだまだ課題はたくさんあると思いますが、少しずつ反応を変えていきたいと思います。

ありがとうございました。